LINE証券(ライン証券)を1年間やってみたので運用実績をブログに公開します。
LINE証券を1年間やってみたの運用実績
運用状況
LINE証券の使い方ですが、Visa LINE Payクレジットカードの利用によって溜まったLINEポイントを使った個別銘柄への投資と、つみたてによる投資信託の購入を行っています。
2023年時点でLINE証券には約70万円の資産があります。
このうち約1万円は現金のままで投資には使っておらず、残りの約69万円で運用した実績とポートフォリオが下の画像となります。
メインとして使っている 楽天証券 では、インデックス系の投資信託が殆どですが、こちらでは配当目当てで高配当銘柄のソフトバンクと三菱UFJに投資しています。
楽天証券を12年以上利用して感じたメリットとデメリットを解説
三菱UFJについては含み益が約40%、郵船も30%以上の含み益となっています。スルガ銀行にいたっては2021年途中まで含み損の状態でしたが、現在は20%利益が出ている状況です。
投資信託はGoogleやAmazonにフェイスブックといったGAFAにテスラやNetflixなどの有名米国企業に投資するiFreeNEXT FANGを毎月1万円ずつ積立投資しています。
配当実績
2020年は税引前で4710円の配当があり、2021年に関しては7855円の配当収入がありました。
この配当の殆どはソフトバンクからによるものです。
孫さんが代表のソフトバンクグループではなく携帯電話事業を営むソフトバンクの方です。
ソフトバンクはドコモやKDDI同様携帯電話事業が主なので、景気に左右されず毎月安定した収益が見込める事業なので配当が高いセクターです。
尚、LINE証券の口座は特定口座なので、LINE証券だけ利用している場合は確定申告は基本的に不要です。
他の証券会社との損益通算をする場合には、確定申告が必要となります。
IPO(新規上場株)の投資実績
LINE証券では2021年からIPO(新規上場株)への投資が可能となりました。
他のスマホ証券だとネオモバが先行していたIPO投資ですが、LINE証券でも可能となりました。
私自身もIPOの申し込みを行ったのですが、今のところ落選していてIPO投資の旨味は実感出来ていません。
LINE証券(ライン証券)を実際にやってみて感じたメリットとは
LINE証券を1年以上やってみて感じたメリットについてまとめてみました。
口座開設で3株分のお金が貰える
LINE証券に口座開設すると、最大で3株分の購入代金がキャンペーンとして入金されます。
これは、LINE証券のサービス開始当初から行われているキャンペーンとなります。
自分も実際に口座開設を行って、3株を購入してすぐに売却して3株分のお金を受け取ることが出来ました。
LINE証券の3株キャンペーンで貰える銘柄と出金の可否について
株を割安で購入できるタイムセール
LINE証券独自のサービスとして面白いのが、株を割安に購入できるタイムセールというサービスです。
まさにスーパーなどで行っているタイムセールそのもので、特定の時間帯だけ、株を割安に購入できるサービスとなっています。
これはLINE証券が始めたサービスです。
単元未満株の取引ができる
LINE証券は、単元未満株の取引ができる数少ない証券会社の1つです。
LINE証券では、これを「いちかぶ」と呼んでいます。
一般的な株式取引では、100株単位で売買が行われています。
ただ、1株あたりの株価が1万円だったりする高い銘柄だと100株の取引だと100万円以上の資金が必要となり、投資初心者は手が出せないケースがあります。
それに対して、単元未満株サービスだと1株から売買ができるので、数百円から数千円で有名企業の株を売買することが出来るのです。
LINE証券のいちかぶでは、上場している1000銘柄以上を1株から売買できます。
そのため、 私も保有している商船三井や日本郵船といった配当利回りが10%近い銘柄も約8000円から買うことができ、配当を貰うことができます。
これが他の一般的な証券会社だと通常100株単位での売買であるため、80万円前後の資金が必要となります。
また、1株保有だけで株主優待が得られる家電量販店の上新電機(Joshin)も、通常は100株からしか買えませんが、LINE証券なら1株から買えるのでお得に株主優待を得ることが可能です。
因みに、auカブコム証券などLINE証券以外で単元未満株式を取引できる証券では、リアルタイム株価での取引が出来ないデメリットがありますが、LINE証券なら市場が開いている時間の株価に沿って取引が可能です。
単元未満株をリアルタイム株価で取引できるのは、今のところLINE証券だけです。
LINE証券をやってみて感じたデメリットとは
実際にLINE証券をやってみて感じたデメリットについて挙げてみました。
つみたてNISAに対応も一般NISAに対応していない
LINE証券は、節税になる確定拠出年金のiDeCoとつみたてNISAには対応しているのですが、一般NISAには対応していません。
楽天証券やSBI証券といったネット証券では一般NISAとつみたてNISAの口座を開設できますが、LINE証券は一般NISAは利用できません。
因みに、ネオモバやSTREAMといった他のスマホ証券はつみたてNISAにすら対応していないので、LINE証券の方がつみたてNISAが使える分節税効果が期待できます。
手数料無料のSTREAMアプリで株の売買をして感じたネット証券との違い
現物取引で米国株の取引ができない
LINE証券は、CFDを利用すると米国株の売買ができます。CFDはFXの株式版と捉えることができます。
CFDでは実際の株券を入手する現物取引ではないので、米国株の空売りも可能です。
一方で現物株の米国株取引はできません。
スマホ証券で米国株の現物株を買えるところとしては、大和証券グループの大和CONNECT証券があります。
大和CONNECT(コネクト)証券の招待コードは「TRKFBXAS」
CONNECT証券ならdポイントを使って米国株を購入出来ますし、取引に応じてdポイントが貯まります。
口座開設時に上記招待コードを使うことで、公式のキャンペーンに加えて500円の還元が受けられます。
CONNECT証券以外のスマホ証券で米国株の現物株を買えるところとしては、ウィブル証券とPayPay証券があります。
ウィブル証券の大きな特徴は以下の3つです
- 日本で唯一1株未満の0.1株などの少額での米国株取引が可能なため有名企業を数百から投資できる
- Webullアプリなら米国株式が20時間注文できて、16時間リアルタイム取引可能
- 海外ETF含めて取引手数料無料
1株未満の米国株が取引できるのはウィブル証券だけ
PayPay証券に関してはロボ貯蓄というサービスで米国株の個別銘柄を毎月積立することができます。
初心者向けなので投資信託の取扱数が少ない
LINE証券では投資信託を購入することが出来ます。
ただ、楽天証券のようなネット証券とは異なり、投資信託の取扱数は非常に少ないです。
具体的には、約30本しか投資信託は取り扱っていません。
数1000以上取り扱っているネット証券とは異なります。
取扱数が多ければ良いというものではありませんが、自分が投資したい投資信託が無い可能性があります。
LINE証券は、初心者向けなので利用者が選択に迷わないようにするため厳選した投資信託のみ取り扱っています。
LINE証券をオススメできる人をまとめると
LINE証券を1年以上やってみて、個人的にLINE証券の利用をオススメできる人は、次の項目に該当する人だと考えています。
- LINEポイントが貯まっているけど、使いみちが定まっていない人
- LINE証券独自のタイムセールを使って割安で株を購入したい人
- 1株など少額から株の取引をしたい人
LINEポイントの交換も考えると、実際に投資するかは別としてLINE証券の口座は持っておくと何かと便利だと思います。