単元未満株の1株から株式の購入ができるLINE証券とネオモバ。
投資初心者から支持されるこの2つのサービスを実際に併用しているのですが、実際に利用する中で分かった違いについて今回は比較しながら解説していきます。
この2つのサービスは似て非なるサービスで、それぞれお勧めなタイプがあります
ネオモバがお勧めな人
- Tポイントを使っている
- 個別銘柄、ETFの自動積立投資をしたい人
- 積立投資含め月に50万円以内の取引をする人
- WealthNaviを利用する可能性がある人
- IPOの投資をしたい人
- LINE証券で取り扱っていない銘柄を1株から購入したい人
LINE証券の利用がお勧めな人
- LINEポイントを貯めている人
- 毎月取引するか分からない人
- 投資信託の積立投資をしたい人
- 株を最大7%割安に購入できるタイムセールに参加したい人
それでは、LINE証券とネオモバの違いを比較していきましょう。
手数料の比較
LINE証券とネオモバでは、手数料体系が大きく異なります。
それぞれの手数料について比較表にまとめました。
LINE証券 | ネオモバ | |
月々の固定手数料 | 0円 | 220円
200円はTポイントで還元されるので実質20円 |
取引所取引の売買手数料 | 99円~ | 月々50万円まで0円 |
相対取引 | 0.05%のスプレッド
※単元未満株の取引は相対取引になります |
相対取引無し |
ネオモバは、月々20円の手数料がかかる一方で、積立投資などで毎月取引がある人は、LINE証券よりも手数料が安くなる傾向にあります。
一方のLINE証券は、好きな時に売買する人に向いています。
IPOの取り扱いあり
ネオモバは、他のネット証券と同様に新規株式上場(IPO)の取引を扱っています。
ネオモバが他のネット証券と違うのは、IPOでも1株から購入できる点です。
そのため、少ない資金でIPO投資が出来ます。
ひとかぶIPOで2株当選したBranding Engineerがめっちゃ上がってて驚き🤩
早速売却注文出したので、週明けが楽しみです😆 pic.twitter.com/RkVwVs2kiE
— Palastbuch (@Palastbuch1990) July 11, 2020
それに対して、LINE証券はIPOの取り扱いはありません。
2021年5月末からLINE証券でもIPOの取り扱いがスタートします。
積立投資に関する比較
積立投資についても、ネオモバとLINE証券では異なります。
LINE証券は、他の証券会社と同様に投資信託の積立投資が出来ます。
一方で、ネオモバは個別銘柄やETFの積立投資が出来ますが、投資信託の積立投資は出来ません。
個別銘柄やETFの積立投資ができるのは、他に しかありませんので、これはネオモバの大きな特徴の一つです。
ポイント投資の比較
ポイント投資できる所は他にもあります。
例えば楽天証券は、楽天ポイントを使って投資信託を購入することが出来ます。
多くの証券会社は、投資信託や株の購入といった金融商品の購入時にポイントを充当できる仕組みです。
ネオモバも同じです。
ネオモバは、Tポイントを使って投資することが出来ます。
ネオモバは、毎月ネオモバでの利用に限定される期間固定ポイントが200円相当付与されるので、これを期限が来て消滅する前に使う必要があります。
この期間固定Tポイントは、ネオモバFXでも使うことができるので、私はいつも期限間近なポイントはネオモバFXで現金に換金しています。
ネオモバFXは、ドル円のスプレッドが日本で唯一0円という驚異の仕組みなので、手数料、取引コスト0円で現金化できます。
これらに対してLINE証券は少し異なります。
LINE証券の場合は、LINEポイントを入金する形となっています。
そのため、株や投資信託の購入を行わずに、入金したLINEポイントをそのまま現金として出金することが出来ます。
そのため、LINEポイントの現金化を目的にLINE証券の口座を作る方も多くいます。
1株から取引できる単元未満株に関する比較
ネオモバとLINE証券ともに大きなメリットの1つが1株から取引できる単元未満株の取り扱いがある点です。
ただ、両者で単元未満株の取引に違いがあります。
取り扱い銘柄数の違い
LINE証券とネオモバでは、単元未満で取引できる銘柄に違いがあります。
LINE証券で取引できる単元未満株は約300銘柄しかありません。
それに対して、ネオモバは上場している数千の企業全てが基本的に取引できます。
要は、LINE証券だと1株から購入できない銘柄でも、ネオモバなら1株から取引できます。
例えば、家電量販店大手のJoshinで知られる上新電機は、Joshinで使える割引券が1株保有だけでも株主優待としてもらえます。
ただ、上新電機の株を1株から買えるのはネオモバでLINE証券では100株からしか買えません。
さらに詳しく
単元未満株でもリアルタイム取引ができるLINE証券
1株から取引できる単元未満株の取引は、リアルタイム取引出来ない証券会社が殆どです。
ネオモバも他の証券会社同様に単元未満株の取引はリアルタイムでは出来ません。
注文が約定するタイミングは1日の中で3回となっています。
- 前場の始値
- 後場の始値
- 後場の終値
これに対して、LINE証券は証券取引所が空いている時間帯であればリアルタイムで取引できます。
株のタイムセールがあるLINE証券
LINE証券独特の制度が株のタイムセールです。
LINE証券のタイムセールは、株価が3%から7%割引された状態で購入できるセールです。
タイムセールは、1ヶ月から2ヶ月に一回の頻度で不定期に開催されていて、お得に株を購入できることから、毎回人気です。
購入できる株数は上限があり、申込みは先着順のためタイムセールで株が購入できない人も続出しています。
そういうこともあってか、7月30日に開催されるタイムセールでは、新規口座開設者を優遇する制度へと変わりました。
また、既に口座を開設している人は、タイムセールに参加するには、時価10万円以上の株を保有している事が条件になりました、
今後、また無条件でのタイムセールも開催予定ですが、これまでに比べるとタイムセール参加者が限定される分、お得に株を購入できるチャンスが広がったといえます。
特にこれからLINE証券の口座を開設する人は、チャンスです。