WealthNavi(ウェルスナビ)から昨年分の特定口座年間取引報告書が1月11日に発行されました。
特定口座年間取引報告書は毎年2月から3月にかけて行う確定申告で必要になる書類ですが、特定口座を利用している場合、以下のようなケース以外では確定申告は不要です。
- 損失が出ている場合に行う損失の繰越
- 他の証券口座との損益通算
また、ウェルスナビは長期投資が基本なので昨年保有しているETFを売却していない人も多いと思います。
そういった場合でも配当に対して税金が源泉徴収されていますので、一年間に受け取った配当金額と、それに対して課税された額を確認しておきましょう。
特定口座年間取引報告書を入手する手順
ウェルスナビから1月11日に特定口座年間取引報告書が発行された旨の通知がありました。
そこで早速入手しようとしたのですが、どこから入手できるのか最初分かりませんでした。
特定口座年間取引報告書を入手するには、以下の流れで操作を行います。
まず、取引履歴を開きます。
取引履歴ページの1番下に「電子交付サイトへ」というリンクがあるので、そこをクリックまたはタップします。
報告書種類を「その他信書」にして検索します。
検索結果一覧の中に「特定口座年間取引報告書」電子交付のお知らせという件名があるので、これを選択すると、年間取引報告書が開きます。
特定口座年間取引報告書の中身を確認
特定口座年間取引報告書で確認すべきところとしては源泉徴収税額を確認します。
ETFの売買で出た利益から源泉徴収された税金は報告書の上に掲載されています。
所得税と住民税それぞれの徴収額が記載されていますね。
私の場合、昨年9月頃にTHEOとの運用を比較するためにそれまでウェルスナビで運用していた資産を一旦全て売却して利益確定しているので、その部分で税金が徴収されています。
次に、ETFから受け取った配当に対する税金です。
こちらは報告書下の方にある18納付税額の欄に所得税と住民税がそれぞれ記載されています。
株式等の利益に対する税金は、分離課税で収入に関係なく利益に対して20%の税金がかかります。
源泉徴収なら証券会社等の金融機関が代行して徴収しているわけです。
もし、他の金融機関で損失が出ている場合は、損益通算することで、ウェルスナビで徴収された税金が還付されます。
これは確定申告しないと戻ってきませんので注意してください。