ネット証券大手の松井証券が、最近流行りのクレジットカードを組み合わせたポイント投資に参入です。
独自のクレジットカード「MATSUI SECURITIES CARD」をジャックスと提携して発行し、そのクレジットカード利用で貯まったポイントを投資信託の購入で利用できる形となります。
MATSUI SECURITIES CARDとは
カードを作れる人
「MATSUI SECURITIES CARD」を作れるのは、松井証券に口座がある人限定です。
楽天証券やtsumiki証券で利用できる楽天カードやエポスカードは、投資するしないに関係なくカードを作って利用できましたが、松井証券とジャックスが発行するカードは、松井証券利用者のみしか作れません。
松井証券カードの還元率
クレジットカードの利用で気になるのが還元率です。
松井証券カードこと、「MATSUI SECURITIES CARD」の還元率は一般的な1%で、100円の利用に対して1ポイントが付与されます。
貯まるポイントは、松井証券ポイントで、通常のクレジットカード同様にAmazonギフト券などに交換できる他、松井証券での投資信託購入に利用できます。
年会費は実質無料
クレジットカードの年会費は、初年度無料で、次年度以降もショッピングでの利用が1度でもあれば無料となります。
逆にカードの利用がない場合は、2年目以降1250円の年会費が発生します。
付随する保険
クレジットカードに付随する保険は、国内旅行傷害保険とカード盗難保険となります。
海外旅行傷害保険は付いていません。
松井証券のポイント投資概要と他との比較
松井証券のポイント投資について、概要はいかのようになります。
- 手数料のポイント還元
- 投資信託の保有資産残高に対して年0.1%のポイント還元
- 松井証券ポイントを使って投資信託の購入が可能
楽天証券やtsumiki証券と比較してどうか?
正直今のところ公開されている情報から判断すると、楽天証券やtsumiki証券のポイント投資に比べると魅力は無いと断言できます。
その理由について述べると、楽天証券では、投資信託の購入に対して1%のポイント還元がありますが、松井証券の場合、わざわざ独自のクレジットカードを作ってもそのような特典がありません。
ただ、松井証券の場合、投資信託の保有残高に応じて年0.1%のポイント還元があります。
これは楽天証券にもtsumiki証券にも無いメリットではあります。
楽天証券を12年以上利用して感じたメリットとデメリットを解説
楽天証券とtsumiki証券ともに、投資金額に対してポイントが付与されます。
楽天証券は、投資額の1%が還元されます。
tsumiki証券は、積立を開始した最初の年は0.1%のポイント還元ですが、1年毎に還元率が0.1%ずつ上がっていき、最終的には年0.5%の還元率まで増加する仕組みとなっています。
個人的な評価
今のところ松井証券がジャックスと提携して発行するクレジットカードは、特に特色がある内容とはなっていません。
それに対して楽天証券で使う楽天カードと、tsumiki証券で利用するエポスカードは、それぞれクレジットカードとして魅力が多くあります。