Poolを発行するのはバンドルカードのサービス展開でも知られている株式会社カンムです。
そのカンムは将来性を期待されて2022年12月に三菱UFJ銀行と資本業務提携を結び三菱UFJ銀行の子会社となりました。
カンム、三菱UFJ銀行と資本業務提携、グループへの参画を発表
資本的なバックアップを得たことやMUFGグループ傘下になったことで信頼性はより一層高まったといえ、安心してサービスを利用できる環境が整ったといえるでしょう。
Poolはクレジットカードなのか?プリペイドカードなのか?
Poolはクレジットカードに分類されますが、事前に入金する必要があるという面ではプリペイドカード的な一面があります。
他のプリペイドカードと違うのは入金した金額に応じてカードの利用枠が設定される点です。
なお、入金は銀行振込のみでクレジットカードによる入金はできません。
Poolを利用する上で知っておく注意点
多額の運用だと税金面で不利になることがある
Poolの投資は匿名組合方式のファンドで運用されます。
匿名組合のファンドから分配された配当金は雑所得扱いとなります。
多くのサラリーマンのように給与を1か所から受けており、雑所得(分配金を含む)の合計が20万円を超えない場合は所得税の確定申告を行う必要はありません。
逆に言えば、年間で20万円を超えるような分配金等をもらうと確定申告が必要になります。
因みに年率2%の利回りで年間20万円の分配金を得ようとすると1000万円の投資が必要となります。
元本保証ではない
銀行預金とは異なり、Poolの投資は元本保証ではありません。
将来の運用成果を保証するものではありませんが、これまで2023年10月末までに運用が終了した全15ファンドは全額利用者に分配金が支払われているという実績があります。
また、三菱UFJ銀行が資本参加した点は利用する上での安心材料になりますね。
Poolの評判と実際の使用した感想
年率2%(税引前)の利回りが良い
Poolの投資先は2023年時点でPoolの運営会社であるカンム社が運営するバンドルカード事業のみとなっています。
なお、投資収益については公式HPで以下のように説明されています。
ファンド資金は後払チャージを利用したユーザーによる決済代金の支払いに充てられ、その支払いに関して当社がVisaから得る決済手数料収益の一部がお客様に還元されます(バンドルカードの後払サービス利用料収益を原資とするものではございません)。
https://pool-card.jp/
Poolのサービス開始当初の利回りは年率1%でしたが、現在は2倍の年率2%に引き上げられより魅力が高まりました。
利回りは税引前の数値で運用成果を保証するものではありません
なお、バンドルカード事業ファンドの運用期間は2ヶ月となっています。
ガソリンスタンドで使える
一般的なプリペイドカードはガソリンスタンドでは使うことができません。
一方で入金した金額に応じて利用額決まるプリペイドカード的な使い方ができるPoolは、ガソリンスタンドの決済に利用することができます。
一般的なクレジットカードは使うのが怖いけど、ガソリンスタンドの決済にカードを使いたいという方はPoolを利用するメリットがあります。
投資した金額をカード決済で使えるので効率的
Poolで投資したお金は、残高としてカード決済に利用できます。
例えば今私はPoolで5万円を年率2%のファンドに投資していますが、この5万円をカード決済で使うことができます。
通常ファンド等に投資したお金や定期預金に預けたお金は、ファンドを売却するか、償還されるまで私達は使うことができません。
要は自由にお金を使えない訳です。
Poolはここに着目したサービスとなっています。
Poolのファンドも中途解約は出来ませんが、投資資産の譲渡という仕組みにより、カード利用金額に対して残高が不足した場合は投資したお金が支払いに充てられます。
使い道が無い余っているお金の有効活用に向いてるPool
Poolはここまで紹介してきたように、直近で使い道が無い余っているお金の有効活用に向いてます。
それは以下の理由からです。
- 運用が2ヶ月と短期なので、長期投資のリスクを低減できる
- 運用中も、投資した金額をカード決済で使えるので効率的な資産管理が可能
- 利回りも年率2%とそこそこ高い
ぜひいつでも利用できるようにPoolの会員登録をしておきましょう。