マイナンバーカードを使ったe-Tax確定申告を行ってみました

今年の確定申告では初めてICカードが付いているマイナンバーカードを使ってe-Taxで行いました。

e-Tax自体今回初めてだったのですが便利ですね!

確定申告自体は副業での収入があるので毎年行っているのですが、これまでは書類を印刷して、添付書類を大量につけて郵送で税務署に送るということを行っていましたが、それらが不要になって快適です。

e-Taxのメリット

色んなメリットがありますが個人的に1番のメリットは添付書類がもろもろ不要というところです。

今までは下のような紙に膨大な添付書類を糊付けしてました。

ふるさと納税の寄付証明書が不要

今年の確定申告からふるさと納税については5つの自治体までであれば、確定申告自体が不要な特例が出来ました。

しかし、副業の収入があったり、住宅ローンを組んだことなどで確定申告が必須の場合は、ふるさと納税の寄付先自治体が5つ以内であっても、ふるさと納税分も確定申告を行う必要があります。

そしてその際、e-Tax以外の方法で確定申告を行う場合は、寄付証明書を添付する必要があります。

しかし、e-Taxを利用した確定申告ならばふるさと納税の寄付証明書は不要です。

源泉徴収票の原本提出が不要

ふるさと納税の寄付証明書同様に源泉徴収票の原本を添付する必要もありません。

紙で提出する際に、いちいち源泉徴収票をのり付けするの面倒だったんですよね~

このようにe-Taxを利用することで、様々な添付書類が不要になります。

e-Taxのデメリット

1番のデメリットはマイナンバーカードを読み取るICカードリーダーが必要ということです。

e-Taxの確定申告に必要なICカードリーダー

マイナンバーカードを使ったe-Tax確定申告

e-Taxで確定申告を行うためには利用者識別番号という数字が必要になります。

今回僕の場合、初めてe-Taxを行うので利用者識別番号をお持ちでない方にアクセスします。

e-Taxの開始手続きを行います。

氏名、生年月日、職業などの個人情報を入力していきます。

e-Taxの開始届申請

続いて、e-Taxを利用する際に必要な暗証番号と納税用確認番号を設定します。

これらの番号は後ほど必要になるので、忘れないように注意しましょう。

e-Tax用の暗証番号と納税用確認番号設定

これで利用者識別番号の取得が出来ました。

e-Tax確定申告用の利用者識別番号取得

続いて、電子証明書の登録を行います。

パソコンにUSB接続したICカードリーダーにマイナンバーカードをセットします。

マイナンバーカードとICカードリーダー

認証局サービス名に「マイナンバーカード」を選択して、次へを押します。

マイナンバーカードを使った確定申告

次に、市区町村の窓口でマイナンバーカードを発行する時に登録した署名用電子証明書暗証番号を入力します。

この暗証番号を思い出せない人は、市区町村の窓口で下のような紙に暗証番号をメモしているはずなので探しましょう。

市区町村の役所で渡されたマイナンバーカードの暗証番号

暗証番号が正しければ下記画面が表示されるので次へ進みます。

マイナンバーカードをICカードリーダーに載せたまま、操作を続けます。

先程取得した利用者識別番号と、同じく利用者識別番号を取得する際に設定した暗証番号を入力します。

受信通知確認ボタンを押します。

これでマイナンバーカードを利用したe-Tax確定申告の利用手続きが完了しました。

e-Taxのサイトにアクセスしてみましょう。

【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)

e-Taxのサイトで確定申告の状況を確認

メッセージボックスの確認をクリックします。

利用者識別番号と暗証番号を入力してログインします。

メッセージボックス一覧の確認画面へというボタンをクリックします。

e-Tax(電子申告)の開始届出や電子証明書の登録についての受理についてメッセージが届いているはずですなので、確認しておきましょう。

国税庁のサイトで確定申告書を作成

国税庁の確定申告書作成ページで後は、収入や支払った保険料、ふるさと納税の寄付額などを入力していきます。

入力方法については、下記PDF資料が参考になります。

確定申告書の作成方法

個人的には書籍を買って読むのが1番分かりやすいと思います。

下記googleブックスでは書籍の一部を実際に読むことが出来ます。

books.google.co.jp

自分でパパッと書ける確定申告 平成29年3月15日締切分

自分でパパッと書ける確定申告 平成29年3月15日締切分

確定申告書の作成が完了すると、納税額又は還付金の額が表示されます。

確定申告による還付金や納税については先日記事をアップしたので参考にしてもらえればと思います。

確定申告による税金の還付又は支払いに使えるネット銀行はどこ - Zバッファ

今年からはマイナンバーも入力します。

2017年の確定申告からマイナンバーの入力が必須に

副業の方は住民税の納税方法に注意

本業以外に副業の収入を確定申告している方は住民税の納税方法に注意が必要です。

なにもしないと、本業の勤務先の給与から天引きされる住民税が増えたり、減ったりして知られてしまう危険性が高まります。

下記ページが表示されたら、「住民税・事業税に関する事項」という部分をクリックしてください。

すると、下記画面になるので、「自分で納付」を選択するようにしましょう。

副業がバレないように確定申告では住民税の納付方法を変更

後は、そのまま進めていきと書類の送付になります。

利用者識別番号を入力して進めます。

ICカードリーダーにマイナンバーカードを載せて、認証局サービス名をマイナンバーカードにして次に進めると確定申告書の提出が完了です。

ちゃんと送信できたかどうかは、e-Taxのサイトのメッセージボックスで確認できます。

 

e-TAXを利用していても何年に一度かは書類提出が必要

ここまでe-TAXを利用した確定申告では、源泉徴収票やふるさと納税の寄付金受領書といった書類提出が不要なことをメリットとしてお伝えしてきました。

確かにこれはメリットなのですが、最近e-TAXを利用していても書類提出を税務署から求められたので、ここで紹介しておきます。

詳細は下記記事を見ていただきたいのですが、e-TAXを利用していても税務署は書類提出を求めることができる制度になっているということで、毎年e-TAXを利用している人から一定数をサンプリングして、書類提出を求めてきます。

そのため、e-TAXを利用しているからといって、不用意に確定申告関連の書類を廃却しないように注意してください。

そもそも確定申告関係の書類は、保管する義務があるのですが、ついついe-TAXを利用していると、書類が不要だと思いこんで断捨離してしまう可能性があります。

-確定申告