e-TAXを利用した確定申告をはじめて早数年。
それまで紙にプリントアウトして、添付書類を糊付けして提出していたのが、e-TAXを利用することでコンビニに行ってプリントする必要もなくなったし、源泉徴収票や特定口座の年間取引報告書、そしてふるさと納税の寄付金の受領書を提出する必要がなくなり楽になったなと実感していたところでした。
しかし、突然それはやってきました。
e-TAX利用者も税務署から保管している書類提出が求められる
2019年(令和元年)の8月に税務署から保管されている書類の提出のお願いと題された一通の紙が届きました。
税務署から届いた通知書には、所得税の確定申告をe-TAXで行い、源泉徴収票や各種証明書等の提示や提出を省略した場合、税務署はその記載内容を確認できると記載があります。
そして、税務署では、e-TAX利用者の中から一定の人をサンプルとして抽出し、確定申告に関する書類を提出してもらうようにお願いしているとのこと。
今回私の場合は、下記3点の書類提出が求められました。
- 給与所得の源泉徴収票
- 特定口座年間取引報告書
- ふるさと納税に関する寄附をした団体等から交付を受けた寄付金の受領書
なお、今回私は提出を求められませんでしたが、これら以外にも医療費に関する領収書や株式配当金の支払い通知書、保険料の支払通知書などの提出が求められる場合があります。
ということで、求められた書類を探しだし、添付されていた封筒に入れて期限までに提出しました。
特定口座年間取引報告書は各証券会社や利用している資産運用のサービスから再度ダウンロードして、印刷。
今年の確定申告以降引っ越しを行っていたので、書類関係がダンボールに埋もれていたのですが、無事源泉徴収票も見つかって提出することができました。
確定申告書類は、個人事業主の場合だと白色申告にしろ、青色申告にしろ確定申告書類の最低5年以上の保管期間が定められていますので、書類を捨ててしまわないように注意しましょう。
e-TAXの利用は辞めて紙で提出しようと思う
今回の件を受けて、これまでe-TAXを利用してきましたが、今後は昔やっていたように紙で確定申告書類を提出しようと思いました。
これまでe-TAXを利用していたのは、前述したように確定申告書類をプリントアウトする必要が無いことや、添付書類の提出が必要ないことからでしたが、今回のように確定申告してから半年後などに突然書類の提出を求められるとなると、最初から書類を提出しておいた方が心理的に安心できます。
なんだか時代に逆行している感がありますが、税務署からの通知というのはドキドキするもんでして、なるべく避けたいところです(笑)