就活生から社会人に至るまで幅広く読まれている日本経済新聞(通称:日経)
最近はスマホやタブレットなどで日経電子版を利用している方もいるかもしれませんね。
そんな日経新聞や日経電子版を毎日読むには月々4000円以上の購読料が必要となります。
また、日経の業界紙である日経MJや日経産業新聞を読まれている方もいると思いますが、
これらもそれぞれ毎月2000円、3500円以上の購読費用がかかります。
今回はそんな日経新聞をはじめ、日経MJなど日経の各種新聞を無料で読めるサービスを紹介していきます。
日経新聞や日経MJの紙面を無料で読める方法
日経テレコンというサービスを使うと、日経電子版で有料会員でないと全文が読めない記事が全文読めちゃいます。
更に、日本経済新聞、日経MJ、日経産業新聞など400以上の新聞と雑誌などの見出しから記事を検索して、読みたい記事を見ることが出来るなど、情報収集に大変便利なツールです。
この日経テレコンは通常月額8400円以上の費用がかかるのですが、なんと 楽天証券 など一部証券会社では口座開設者向けに日経テレコンを無料で利用することができちゃいます!
即ち日経新聞や日経の専門誌の記事が無料で読めちゃうんですよ。
これを利用しないのは勿体ないですよね。
日経テレコンが無料で使える証券会社
日経テレコンが無料で利用できる証券会社は、大和証券と楽天証券、丸三証券のたった3社のみと非常に限られています。
証券会社名 | 検索可能範囲 | 口座維持手数料 | 日経テレコン21を利用するための条件 |
丸三証券 | 直近1年 | 無料 | 口座開設のみ |
大和証券 | 直近3ヶ月 | 条件付きで無料 | 口座開設のみ |
楽天証券 | 直近1年 | 無料 | 口座開設とスマホアプリの利用
又は、パソコンからは専用ソフト(マーケットスピード)をインストールすることで利用可能。 但しマーケットスピードは資産残高30万円以上か3ヶ月に1度取引がないと利用料が徴収されます。 |
この3社の中でも表に示したように日経テレコンを無料で利用する条件が異なっています。
以前はこの中で1番条件が良かったのが丸三証券で、口座開設のみで日経テレコンが利用できました。
しかし、最近になって楽天証券でも口座を開設していれば特に残高や取引がなくとも日経テレコンがスマホアプリから利用できるようなりました。
楽天証券は、楽天ポイントが使えたり、楽天カードで投資信託が買えるなど、他の証券会社よりかなり便利なので、もし口座開設していないならばとりあえず口座だけ作っておくのをお勧めします。
実際に楽天証券版の日経テレコンを使って日経新聞を読んでみた
実際に楽天証券版の日経テレコンを使って日経新聞を読んでみました。
私自身は元々投資用に楽天証券に口座開設して利用していたので、楽天証券版の日経テレコンを利用してみました。
パソコンからマーケットスピードを使って日経新聞を閲覧
まず、パソコンから日経テレコンにアクセスして見てみました。
マーケットスピードをインストールして起動します。
ログインした後に、「ニュース」を選択すると下記画面が表示されるので、「日経テレコン21」を選択します。
すると、楽天証券版日経テレコン利用許諾について表示されるので、確認した後問題なければ同意します。
日経テレコンでは、日経新聞や日経MJ以外に各種ニュースや記事を検索できます。
日経新聞を読みたい場合は、「きょうの新聞」を選択してください。
左側に日経新聞はじめ日経MJや日経産業新聞など各種新聞のメニューが表示されるので、読みたい新聞を選んで下さい。
上の図は、日本経済新聞を選んだ状態で、記事の見出し一覧が表示されています。
見出しから読みたい記事を選択すると、記事がテキストで表示されます。
またPDFを表示させると下のように実際の新聞の形式で記事を見ることが出来ます。
※実際は「ぼかし」はありません。
楽天証券のスマホアプリから日経新聞を読んでみる
続いて、楽天証券のスマホアプリで同様に楽天証券版の日経テレコンを利用して日経新聞を読んでみましょう。
まずは楽天証券のスマホアプリであるiSPEEDをインストールします。
インストール完了後、アプリを開いて楽天証券のIDとパスワードを入力してログインします。
ログインが完了したら、右下にある「メニュー」をタップし、表示されたメニューの中から「日経テレコン」をタップします。
すると、ウェブブラウザが起動します。
iPhoneの場合であればSafariブラウザを起動します。よろしいですか?と聞かれるので「はい」を選択してください。
下のような画面が表示されます。
ここで右上にある三というところをタップします。
ニュース、記事検索、きょうの新聞というメニューが表示されるので、きょうの新聞をタップします。
今日の新聞が一面から表示されます。
ここで読みたい記事をタップすれば記事のテキストが表示されます。
そして、PDFのアイコンをタップすると日経新聞の紙面が無料で表示されます。
新聞の紙面は下のようにブラウザ上で表示されます。
もちろん拡大縮小も出来ます。
本家の日経電子版のような使い勝手とまではいきませんが、日経新聞の紙面を無料で読むことができます。
紙面も一面だけでなく他の紙面も読むことができます。。
日経MJの紙面を無料で読む方法
続いて日経MJを読んでみましょう。
日経新聞と表示されている右側の「変更」ボタンをタップすると、下の画像のように日経関係の新聞一覧が表示されます。
ここで日経MJをタップします。
すると先程の日経新聞同様に記事を読むことができます。
同じようにPDFアイコンをタップすると日経新聞の時と同様に紙面を見ることができます。
どうですか?
これはかなり便利というかお得だと思うのでまだ使ったことがない人は是非試して欲しいサービスです。
通常の日経テレコンと楽天証券が提供する日経テレコンの違い
月額8400円で提供される通常の日経テレコンと楽天証券版の日経テレコンは異なる部分もあります。
証券会社版の日経テレコンは、無料で利用できるわけですから当然ですよね。
楽天証券版の日経テレコンは、情報の提供内容・収録範囲が標準版の 日経テレコンともサービス内容が異なります。
例えば、楽天証券版の日経テレコンは日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧は3日分しか出来ません。
また、日経新聞にしろ日経MJにしろ新聞の記事が100%掲載されているわけではないというところです。
掲載されている記事自体は完全なものなのですが、記事そのものが無い場合があるということです。
しかし、8割前後の記事は読めますので利用価値はかなりあります。
本家日経テレコンはどんな感じか
因みに私は通常の日経テレコンも利用しています。
月々8000円以上の会費を個人で払っているわけではなく、勤務先からログインIDとパスワード情報といったアカウント情報を提供していただいて利用しています。
尚、本家日経テレコンもiPhone版、Android版ともにスマホアプリが用意されています。
それでは本家日経テレコンのアプリを開いてみましょう。
ぱっと見は先程の楽天証券版日経テレコンとそれほど違いはないように見えるのではないでしょうか?
新聞の記事一覧も同じような感じです。
PDFによる紙面はブラウザではなくアプリ内のPDFビューワで開くのでいちいちブラウザが起動することはありません。
ここまで見てもらえれば分かるようにアプリのデザインなどは少々異なりますが、コンテンツ自体は違いがぱっと見では分からないレベルです。
もちろん先程紹介したように閲覧できる情報範囲や期間において差がありますが、楽天証券をはじめ証券会社が提供する日経テレコンでも十分に有用な情報収集が可能です。