LINE FX(ラインFX)の口座開設をして、実際に取引をしてみたのですが、正直現時点では他のFX会社に対して差別化が出来ていないと感じました。
キャッシュバックキャンペーンはかなり魅力的なのですが、継続的に使っていくには、LINEの各種金融サービスとの連携が不可欠です。
実際に使ってみた感想と批評
ここからは私が実際にLINE FXで取引してみて感じた感想というか批評になります。
LINEPayやLINEポイントから入金できない
LINE FXを使ってまず感じたのが、LINEとの連携機能が少ない点です。
現時点でLINEとの連携機能としては、相場の急変や各種経済指標の発表が通知されるくらいです。
LINE証券 の場合は、LINEポイントで入金できたり、LINE Payとの入出金ができます。
しかし、LINE FXの場合は、LINEポイントも使えませんし、入金も銀行口座からしか出来ません。
取引単位が1000通貨単位で取引に必要な証拠金が高い
LINE FXの取引単位は旧態依然は1000通貨単位でした。
しかし、今では100通貨単位で取引できるところが増えていますし、SBIFXトレードや松井証券なら僅か1通貨から取引できます。
しかし、そんな中新しく登場したLINE FXの取引は1000通貨単位となっています。
ドル円だとレバレッジ1倍の取引で約10万円以上の資金が必要となります。
LINE証券が、他の証券会社と差別化して1株から取引できるようにして差別化しているのに対して、LINE FXはまったく競合他社に対して差別化出来ていません。
自動売買はできないけど多種多様な売買シグナル通知あり
FXの取引では自動売買を利用する方が少なからずいます。
自動売買をする上で主流なのがMetaTraderというツールです。
略してMT4やMT5と呼ばれます。
MetaTraderのバージョン4がMT4で、MetaTraderのバージョン5がMT5です。
しかし、LINE FXの取引システムはMetaTraderに対応していません。
また独自の自動売買システムも提供されていないため、2022年2月末時点では自動売買はできません。
FX取引の自動売買を希望する場合は、他のFX会社を利用する必要があります。
サービス名 | 自動売買の内容 | ドル円 スプレッド | 助言報酬 |
トライオートFX
(インヴァスト証券) | 自動発注・リピート注文系 | 無料~片道20円 (対外貨は0.2外貨) | 0.3銭 |
トラリピ
(マネースクエア) | 自動発注・リピート注文系 | 無料 | 4~5銭※ |
ループイフダン
(アイネット証券) | 自動発注・リピート注文系 | 無料 | 2銭 |
連続予約注文
(マネーパートナーズ) | 自動発注・リピート注文系 | 無料 | 0.3銭 |
トラッキングトレード
(FXブロードネット) | 自動発注・リピート注文系 | 片道20円or200円※ | 0.2銭 |
iサイクル2取引
(外為オンライン) | 自動発注・リピート注文系 | 片道20円 | 1銭 |
みんなのシストレ
(トレイダーズ証券) | システムトレード | 無料 | 2~3銭※ |
セントラルミラートレーダー
(セントラル短資FX) | システムトレード | 無料 | 3~4銭※ |
自動売買は出来ませんが、2021年9月13日から売買シグナルの通知サービスが開始されます。
取引手数料にあたるスプレッドは業界最安水準
FXの取引手数料で最も重要視されるのがスプレッドです。
他のFX会社ではドル円のスプレッドが0.3銭というとこもありますが、LINE FXの場合は、ドル円で原則0.2銭固定となっており、業界最安水準となっています。
ただ、業界最低水準は言い換えれば他の会社でも同様の手数料・取引コストでFX取引ができることを意味します。
また、SBIネオモバイル証券の ネオモバFX ならドル円のスプレッドは、なんと0銭と取引手数料が完全無料となっています。
口コミ等の評判について
ここからは、「LINE FX」の口コミ等の評判について見てみましょう。
「LINE FX」の口コミで1番多いのは、やはり5000円キャッシュバックがお得だというコメントです。
やはり1取引するだけで5000円貰える点に魅力を感じている人が多いですね。
ドル円の取引なら5万円を入金し、一回買って、直ぐに売ればほぼ損なくキャッシュバックを受け取る可能なので、そこに魅力を感じている人が多いです。
それ以外の意見としては、やはり私が感じた事と同様にLINE Payからの入出金が出来ない点に不満を抱いている方がいました。
なんで
LINEPayからLINEFXに入金できないのー😭 https://t.co/NhSvBSFASW
— sie1104 (@sie1104) March 30, 2020
そりゃそうですよねーといった感じです。
せっかくLINEというプラットフォームを利用しているのに、LINE Payなど他の金融サービスとの連携が無いのは残念です。
取引環境については、他に複数のFX会社で取引経験がある自分としては標準的かなと思っていますが、他の方も同様の意見でした。
業界大手のDMM FXと比べても大差ないという口コミが寄せられています。
LINEがFX界に参入したとのことで、スマホのアプリ落としてみた
レート一覧とチャート画面シンプルで見やすいね
まあDMMと大差ない感じ
ただニュースなどはない
ログインしたらあるのかな#LINEFX#ラインFX#ドル円#ユーロ円#ポンド円#豪ドル円 pic.twitter.com/kIf7jZL2Xu— もず (@tekitou_tw) April 15, 2020
LINE FXはLINEという巨大なプラットフォームをまだまだ活かしきれていない状況ですが、それだけポテンシャルは秘めていると思います。
還元率2%のクレジットカードもありますし、ますます金融サービスに力を入れていくことでしょう。
LINEのプラットフォームを活かして、他のFXサービスよりもお得な魅力的なサービスになって欲しいところです。