アメリカ株の代表的な株価指数といえば、ダウ平均よ呼ばれるダウ工業株30種平均です。
そんなダウ平均がここ1ヶ月大きな下落幅を記録しています。
特に2020年3月16日に記録した2997.10ドルは過去最大の下げ幅となりました。
この4日前に過去最大の下落幅として2352.60ドルを記録したばかりでしたが、あっさりと更新してしまいました。
そこで今回は、長い歴史を持つNYダウの下落幅についてワースト30のランキングを作成しました。
NYダウ平均の下落幅ランキング30
日付 | 終値 | 下落幅 | 下落率[%] |
---|---|---|---|
2020.3.16 | 20188.52 | 2997.10 | 12.93 |
2020.3.12 | 21200.62 | 2352.60 | 9.99 |
2020.3.9 | 23851.76 | 2013.76 | 7.79 |
2020.6.11 | 25128.17 | 1861.82 | 6.90 |
2020.2.27 | 25766.64 | 1190.95 | 4.42 |
2018.2.5 | 24345.75 | 1175.21 | 4.60 |
2022.5.18 | 31490.07 | 1164.52 | 3.6 |
2018.2.8 | 23860.46 | 1032.89 | 4.15 |
2022.8.26 | 32283.40 | 1008.38 | 3.02 |
2020.2.25 | 27081.36 | 956.29 | 3.41 |
2008.9.29 | 10365.45 | 777.68 | 6.98 |
2008.10.15 | 8577.91 | 733.08 | 7.87 |
2001.9.17 | 8920.70 | 684.81 | 7.13 |
2008.12.1 | 8149.09 | 679.95 | 7.70 |
2008.10.9 | 8579.19 | 678.91 | 7.33 |
2018.2.4 | 25512.49 | 674.22 | 2.6 |
2011.8.8 | 10809.85 | 634.76 | 5.55 |
2000.4.14 | 10305.78 | 617.77 | 5.66 |
2021.9.20 | 33970.47 | 614.41 | 1.8 |
2016.6.24 | 17400.75 | 610.32 | 3.39 |
2015.8.24 | 15871.35 | 588.40 | 3.57 |
1997.10.27 | 7161.14 | 554.26 | 7.18 |
2015.8.21 | 16459.75 | 530.94 | 3.12 |
2011.8.10 | 10719.94 | 519.83 | 4.62 |
2008.10.22 | 8519.21 | 514.45 | 5.69 |
2011.8.4 | 11383.68 | 512.76 | 4.31 |
1998.8.31 | 7539.06 | 512.62 | 6.37 |
2008.10.7 | 9447.11 | 508.39 | 5.11 |
1987.10.19 | 1738.74 | 508.0 | 22.61 |
2008.9.15 | 10917.51 | 504.48 | 4.42 |
2008.11.5 | 9139.27 | 486.01 | 5.05 |
ラキング表を見てもらうと1つのことに気付くと思います。
それは、リーマンショックが起きた2008年が頻繁に登場することです。
ワースト28の中に8回も登場しており、40年間の株価チャートを見ても2008年の下落幅の大きさと下落期間の長さが分かります。
今回のショックはこれに匹敵するような流れとなりそうです。
リーマンショックやブラックマンデーなどと下落率を比較
因みにここで改めて過去の出来事を整理しておくと、リーマンショックの元となったリーマン・ブラザーズが破産申請を行ったのが2008年9月15日で、ブラックマンデーは1987年10月19日です。
これらの下落率を確認すると以下のようになっており、ブラックマンデーと呼ばれるのが分かるように、1987年10月19日の株価下落率は22%以上と今回の3倍近くの下落率となっています。
- ブラックマンデー(1987年10月19日) -22.61%
- リーマン・ブラザーズ破綻(2008年9月15日) -4.42%
NYダウ工業平均株価はここ数年で大きく上昇しているため、下落幅も大きくなります。
マスメディアでは下落幅ばかり注目して報道するため、それらのニュースを見たひとは総悲観モードになり、更に売りを呼びます。
あなた個人がどう思おうが、株価は大勢の人がどう考えるかによって動きます。
下落相場における対応
株価が暴落する下落局面における対応としては、主に3点あると思っています。
- コツコツとインデックス投資をしている人は、それを継続する
- やCFDを活用して、株価下落で利益を狙う
- NISAで利益が出ている商品については売却を検討する
これまでコツコツとインデックス投資を実践している人は、この局面で慌てて資産を売却するのは避けるべきです。
これは過去のリーマン・ショック時をはじめ株価暴落局面が証明しています。
株価がいつ下げ止まって、再び上昇局面に行くかは証券会社の人でも金融の専門家でも分かりません。
しかし、数年後には再び経済が持ち直して株価が反転すると考えるのであれば、これまで同様にコツコツとインデックス投資を継続すべきです。
リーマン・ショック時にも、そういった投資家は後々大きな成果を得ることが出来ました。
2つの目のクリック株365やCFDを活用する方法は中上級者向けとなります。
クリック株365を活用すれば、日経平均やダウ工業平均株価の下落でも利益を得ることが出来ます。
ただ、FX同様に証拠金取引なので多額の利益が得られる反面、損失が膨らむこともあります。
初めて取引する場合は、少額から取引して慣れるようにしましょう。
3つ目はNISAで資産運用しているケースについてです。
NISAのメリットは、利益が非課税となるという点です。
下落相場において、今後も株価がの下落が続くと見込むのであれば保有資産を売却して、NISAの非課税メリットを授受しておいた方が良いと考えます。