2月1日から始まったヤフーとヤマト運輸による新しい配送サービス「ヤフネコパック」を使ってみたので、その体験レポートを送りたいと思います。
ヤフネコパックとは?
まずヤフネコパックはヤフーのオークションであるヤフオクに特化した配送サービスとなっていて、ヤフオクで落札された商品を送るのに使えます。
逆に、他の一般的な配送には現時点では利用できません。
ゆうパック、ゆうメール、クリックポスト、レターパック、はこBOONなど数多くの配送サービスがある中で新たに登場した「ヤフネコパック」の特徴は何でしょうか。
クリックポストを実際に利用して分かった配達日数と追跡番号について
主な特徴は以下の通りとなっています。
- 宛名書きが不要
- 配送追跡
- 配送事故保障付き
- 全国翌日配送
今回実際にヤフネコパックを利用してみて良かったなと感じた点を紹介していきたいと思います。
ヤフオクと連動しているため落札者への宛名書きが不要
これまでヤフオクを使った場合に、ある程度の大きさの商品を配送する際はゆうパックやはこBOONを利用していました。
ゆうパックの場合は、基本的に事前にゆうパックのラベルに宛名を書いて コンビニなどに持ち込んで配送していました。
ローソンなどで利用できる「オークションゆうパック」を使うと、ラベルに宛名を書く必要も無いですし、料金も安くなりますが、事前にネットで宛名を入力しておく必要があります。
ゆうパックの送料を通常料金から160円も安く出来るオークションゆうパックの利用手順
はこBOONの場合も、宛名を直書きする必要はありませんが、オークションゆうパックと同様に事前にネットで宛名を入力しておく必要があります。
と思ったのですが、はこBOONもヤフオクの落札者情報が連携されるようになっていました。(2016年1月から)
guide.auctions.yahoo.co.jp
これに対して、ヤフネコパックでは宛名の直書きが不要なのは勿論のこと、ネットで事前に宛名を入力する必要もありません。
ヤフオクとヤマトのシステムが連動しているため、わざわざ出品者側が配送先を登録する必要がないのです。
ヤフネコパックは落札者への配送連絡が不要
ヤフネコパックを使って、オークションの商品の配送手続きが完了すると、落札者へ自動で配送連絡が行われます。
ゆうパックやはこBOONを使った場合は、ヤフオクの取引ナビから配送が完了した旨の連絡をする必要がありましたし、その連絡をする際には荷物の問い合わせ番号を書いていたと思いますが、それも不要です。
実際には、ヤフオクで下記画面のように出品者側の配送段階になったら、ヤマト運輸の営業所に荷物を持って行き、手続きをします。
すると、少し時間を置いて、以下のようにシステムで落札者に発送連絡が行われます。
全国翌日配送というスピード配送にはいい意味で驚いた
実際に荷物をヤマト運輸の営業所で送るまで気づいていなかったのですが、ヤフネコパックは全国翌日配送を謳っています。
実際、今回東京から愛知にヤフネコパックを使って荷物を送る手続きをしたのですが、2月14日の14時に手続きをしても、翌日15日の午前中には荷物が届けることが可能です。
これは正直驚きました。
荷物を受け取る側、落札者側にとってはいち早く商品が届くのでこれは良いですね。
ヤフネコパックのデメリット
ここまで紹介したように、ヤフネコパックを実際に利用してみて、はこBOONと同等以下の配送料金で、全国翌日配送で、宛名書きもまったく不要で非常に便利だと感じました。
しかしヤフネコパックにもデメリットがあります。
それは、ゆうパックやはこBOONと違って、現状は荷物の受付がヤマト運輸の営業所だけで、コンビニでの受付が出来ないことです。
(その後、コンビニからもヤフネコパックが送れるようになりました。)
コンビニであれば、24時間受け付けしてくれますが、それが出来ません。
また、近くにヤマト運輸の営業所がないケースもありえます。
将来的にコンビニでの受付も行われることを期待したいですが、その場合に翌日配送が出来るのかは気になります。
ヤフネコパック利用の流れ
ヤフオクで商品を出品する際の配送方法でヤフネコパックを選びます。
商品が落札された後、落札者から落札代金の支払い手続きが完了すると、ヤフオクから商品を発送をしなさいと連絡が来ます。
そこで、ヤフネコパックで送る商品のがワレモノなのか、精密機器なのかなどの扱いについて指定します。
今回私が出品した商品は精密機器なので、「精密機器」指定をしました。
他にも「下積厳禁」「天地無用」「生物」指定が出来ます。
最後に2次元バーコードを発行します。
このバーコードを印刷するか、スマホなどで表示できる状態にしてヤマト運輸の営業所に行きます。
ヤマト運輸の営業所に入ったら、情報端末である「ネコピット」を利用します。
因みに、今回ヤマトの営業所にいた従業員の方に「ヤフネコパック」で荷物を送りたいんですけど?と質問したら分からない様子でしたが、オークション関係で荷物を配送したい旨を伝えたところ理解してくれました。
上記写真の「ネコピット」での手続きは従業員の方が教えてくれるので心配は不要でした。
この端末にはカメラが付いているので、先ほどの2次元バーコードを読み取らせると、配送先の情報が表示されるので確認して問題無ければ、配送ラベルを印刷します。
後は、ヤマト運輸の従業員の方から配送希望時間帯を聞かれたので答えるとラベルを荷物に貼ってくれて配送手続きをしてくれます。
最後に控えをもらって完了です。
はこBOONのように自分でラベルを貼る必要もないので、その辺もちょっと楽ですね。
実際に利用した後に気になった点としては、ヤマトの営業所で手続きを完了したら、即落札者に配送連絡が行われるわけではないことです。
実際に荷物が営業所から配送されると、落札者へ連絡されるようでしたので1,2時間のタイムラグがあります。
ヤフネコパックをコンビニから送ってみた
ヤフネコパックがコンビニのファミリーマートからも発送できるようになったので、実際に利用してみました。
基本的には「はこBOON」と同じ手続きになります。
まずは、ヤフオクアプリでヤフネコパックの発送する場所としてファミリーマートを選択します。
ファミリーマートに行き、Famiポートでヤフネコパックを指定して上記QRコードをかざして、発送先情報を確認します。
すると申込券が出てくるのでレジに持って行きます。
レジでは発送先などが書かれた紙と、それを荷物に格納するシールが渡されるので、それを貼り付けます。
はこBOONの場合はこの発送先などが書かれた紙を透明の袋内に入れて簡単には取り出せない形で荷物に貼り付けますが、ヤフネコパックの場合は、簡単に取り出せるというか、落ちてしまうような感じの入れ方なんです。
実際に荷物を配送する時にどうなっているのか気になりますが、これまで2回コンビニからヤフネコパックで荷物を送っていますがちゃんと荷物は届いています。
ヤフネコパックで配達してもらう側
ヤフオクで落札した方は、出品者が配達方法としてヤフネコパックを選択肢に入れていると次の画面が表示されます。
実際に私がヤフオクで落札した際に表示された画面です。
この時は、出品者がヤフネコパック以外にゆうパックやはこBOONも配送方法として提示していたので、3種類から選ぶことができました。
そしてヤフネコパックを選ぶと、配達時間が選べます。
その後、出品者が商品の配達手続きをヤマトの営業所で行うと、落札者には以下のように連絡が自動で行われます。
この画像はスマホのヤフオクアプリで商品の発送連絡が来た時のスクリーンショットです。
ヤフネコパックはまだまだサービスが始まったばかりですが、個人的には想像以上に便利だと感じました。
ヤフオク利用者の方は一度試してみるといいのではないでしょうか。