Amazon自身による宅配買取サービスが終了して登場したのが、株式会社リコマースによるAmazonアカウントと連動した宅配買取サービスです。
リコマース
はAmazonとは別会社となりますが、Amazonのサイトで買取サービスとして紹介されている、Amazonが認定している公式の宅配買取サービスになります。
今回実際にリコマースの宅配買取サービスを利用してみたので、使ってみて感じたメリットとデメリット、使い方の流れについて紹介していきます。
Amazonの宅配買取サービスを使ってみようと考えている方の参考になればと思います。
リコマースを利用して感じたメリット
まず、リコマースの宅配買取サービスを実際に利用してみて感じたメリットを挙げてみました。
- 梱包用のダンボールを用意する必要がない
- 1個から買取可能
- 送料無料
- 買取金の支払いが迅速
- Amazonギフト券で支払われるので、銀行口座を伝える必要がない
梱包用ダンボールは自前で用意不要
宅配買取サービスを利用する目的は、わざわざ店舗まで重い荷物を持っていきたくない、もしくは自家用車がなくて店舗まで持っていく手段がないケースだと思います。
要はいかに手間暇かけずに簡単に不要な物を処分できるかということです。
宅配買取サービスを利用するうえで、困ることがあるのが、発送用のダンボールを用意することです。
都合よく自宅にダンボールが残っていればいいですが、そういうケースは少ないと思います。
リコマースの宅配買取サービスならば、ウェブ上で必要なダンボールサイズと数を指定すると、それを自宅まで発送してくれるので、自分で梱包用のダンボールを用意する必要はありません。
勿論自分で用意しても問題ありません。
1個から買取可能
宅配買取サービスで多いのが10品や30品など一定数以上の品を送ることが条件になっているケースです。
そのため、そこまで不要な品は貯まっていないんだけどな~といった時に利用することが出来ません。
それに対してリコマースの宅配買取サービスならば、1個から買取申込みが出来ます。
送料無料
リコマースの宅配買取サービスは送料無料です。
自宅へ梱包用のダンボールを持ってくる際も、リコマースへ不用品を発送する際も送料はかかりません。
ただ、他の宅配買取サービスでも送料無料のところはあるので、特筆すべきメリットではないかもしれません。
しかし、昨今宅配業者の値上げが相次いでいるなかで送料無料で不用品を処分できるのはメリットだといえます。
買取金の振込が迅速
Amazonアカウントと連動しているリコマースの宅配買取サービスでは、買取金の支払いはAmazonギフト券に限定されているため、買取価格に納得すれば、すぐにギフト券が発行されます。
実際には、買取価格を承諾してから、数分後にはAmazonギフト券が発行されます。
買取金の支払いが現金だと、最低でも1日以上の時間を要しますし、振込手数料分を差し引かれることもあります。
銀行口座の個人情報が不要
先程も紹介したようにAmazonアカウントと連動しているリコマースの宅配買取サービスでは、買取金がギフト券で支払われるため、個人情報となる銀行口座を伝える必要がありません。
リコマースを試して感じたデメリット
続いて実際にリコマースの宅配買取を利用してみて感じたデメリットについても触れておきます。
- 初回の本人確認が面倒
- 現金では振り込まれない
本人確認が面倒
1番のデメリットは、本人確認の手続が面倒なことです。
これは初回利用時だけで、2回目以降利用する場合は不要なのですが、ちょっと面倒でした。
何が面倒なのかというと、郵便局の本人限定受取郵便で本人確認が行われるためです。
これは体験された方ならご存知だと思いますが、自宅に本人限定受取郵便の通知が届いた後に、指定の郵便局に運転免許証など本人確認書類を持っていく必要があります。
FAXを送って、指定時間に自宅に来て本人確認をしてもらうことも可能ですが、今の時代にFAXを持っている人がどれだけいるでしょうか?
そのため、近くに郵便局がない地方などでは困るかもしれません。
不正防止対策のためとはいえ、ちょっと面倒でした。
買取金が現金で受け取れない
買取金の支払いがAmazonギフト券に限定されているため、Amazonを利用していない人にとっては使い勝手がよくないので、現金が欲しい人は他のサービスを利用した方がいいかもしれません。
ただ、Amazonギフト券はamatenなどのギフト券売買サービスに出品することで現金化することも出来ます。
リコマース としては、買取金の支払いをギフト券に統一することで、支払いのやり取りをIT化することが出来るので、人手が不要になり事務コストを大幅に削減ができるメリットがあります。
もし宅配買取で現金で受け取りたい場合は、ヤフー系列のカウマエニークがお勧めです。
宅配買取の流れ
Amazonと連動した宅配買取サービス「リコマース」を実際に使ってみようと思った方へ向けて、使い方をご紹介します。
まずは、リコマース公式サイトへアクセスしてください。
因みに、利用する上でAmazonアカウントが必須となるので、取得していない人はAmazonのサイトで取得しておいてください。
買取商品のカテゴリを選択
買取申込みページでまず行うのが買取してもらいたい商品のカテゴリ選択です。
カテゴリは以下の7種類となっています。
- CD・DVD・ビデオゲーム
- 本
- カメラ・家電
- スポーツ用品
- ブランド・腕時計
- 楽器
- その他
梱包用ダンボールの大きさと数を指定
カテゴリを決めたら、次に商品を梱包するためのダンボールのサイズと、数量を入力します。
サイト上にかかれていますが、提供されるダンボールは最大で5個までで、梱包時のガムテープなどのテープ類は自分で用意する必要があります。
ダンボールを自分で用意する場合は、自分で用意するを選択してください。
発送日時を指定
次に、梱包用ダンボールを自宅へ送ってもらう日時と、リコマースへ送るための集荷日時を指定します。
梱包用のダンボールは、買取申込日から計算して3日後以降で指定可能となっています。
買取品の査定金額を自動で許諾するかどうか
続いて、商品の査定後に提示される買取金額について、自動的に承諾して、すぐにギフト券を送ってもらうか、それとも一度自分で買取価格を見てから、買取を実行するかを判断するかを指定します。
私の場合は、買取金額を確認してから承諾もしくは否認するにしました。
正直、金額がいくらであろうと処分するつもりで申し込んだのですが、気分的に自動承認だと買取価格を低く見積もられるのではないかという懸念があったので、一度買取価格を確認することにしました。
因みに、下記ページで買取価格について確認できます。
自分が売りたい商品について事前に確認してみるといいでしょう。
以上で買取の申込み手続は完了です。
買取商品をダンボールに詰め込んで発送
買取申込後、指定した日時に梱包用のダンボールが届くので、本やDVDなど買取申込みした商品を詰めるだけ詰めこみます。
そして、こちらも事前に指定した日時に佐川急便が荷物の集荷に来るので、買取商品を詰め込んだダンボールを渡します。
荷物の送り伝票を用意する必要はなく、梱包したダンボールを渡すだけなので楽で簡単です。
査定後の買取価格の確認
商品を発送してから3日後、メールで買取価格の査定結果が出ましたという連絡が来ました。
リコマースのサイトにアクセスして、Amazonアカウントでログインすると査定金額の合計額を確認できます。
そして、明細確認というボタンをクリックすると、個々の商品についての買取査定価格を確認できます。
正直思った以上の買取価格になっている本やDVDやCDにゲームもあれば、予想通り1円買取となる商品も数多くありました。
1つだけ0円で買取不可の品もありましたが、買取不可の商品は返送されないので安心してください。
但し、送った商品全てが買取不可だと返送されてしまいます。
査定価格の連絡が来てから、1週間以内に承諾しないと自動的に商品が全て返送されてしまいますので、連絡が来たら直ぐに承諾するか判断しましょう。
尚、個々の商品毎に買取の承諾は出来ないので注意してください。
買取を承諾しない場合は、全ての商品が返送されます。
買取価格について承諾すると、すぐにAmazonギフト券の番号がメールで送られてきます。
Amazonのサイトにアクセスして、メールで送られてきたギフト券番号を入力すると、Amazonアカウントにギフト券が充当されます。
「リコマース」で買取してもらった感想
本人確認の方法が面倒でしたが、思った以上に本が高く売れてビックリしています。
中には、ヤフオクやメルカリなどのフリマアプリで売った方が高く売れるものもあったと思います。
しかし、部屋の中からいらないものを大量に処分するうえで宅配買取サービスは有効ですし、Amazonと連動したリコマースの宅配買取サービスは便利です。
今後もいらない本が貯まったら、リコマースで買い取ってもらおうと思いましたね。